昨日、浜松市ヒューマンセミナーでラフターヨガ&ジョイリズム講座Part2をやらせていただいた。
自己紹介から始まり、笑いの効果、
笑いヨガの歴史をお話しして、
その後、ある映像を生徒さんと一緒に観た。
2010年1月6日。
人生で初めてNHKに生出演した、10分間の映像だ。
「目がおかしい」——生徒さんの一言が胸に刺さった
映像を観た生徒さんたちが、口々に言った。
「誰かわからない」
「今の方が若いですよ!」
嬉しい言葉もあった。
でも一人の生徒さんが言った言葉が、静かに胸に刺さった。
「目がおかしい。普通じゃない目をしている」
笑いながらも、目が泳いでいた。
笑いヨガをしながらも、どこか遠くを見ているような目だった。
その通りだった。
あの頃の自分は、まだ鬱の中にいた。
4時間前からスタジオ入り。汗と緊張と、消えたい気持ち
スタジオ入りは本番の4時間前だった。
リハーサルは4〜5回繰り返した。
頭上には大きなヘッドライト。
熱い。汗がたらたら流れる。
台本を暗記しないといけない。
どもったらどうしよう。
「後1分です」とカンペが出るたびに、また頭が真っ白になった。
笑いヨガをやりながら、笑い疲れていた。
しかも、その1ヶ月前に自転車事故をしていた。
顔に傷があって、放送2日前にようやく絆創膏が取れた。
そんな状態でカメラの前に立った。
それでも笑った。ひたすら笑った。

16年間、あの映像から逃げていた
正直に言う。
昨日まで、あの映像をまともに見られなかった。
画面に映る自分が嫌いだった。
目が泳いでいる自分。
緊張で頭が真っ白な自分。
鬱を隠すために必死に笑っている自分。
見るたびに、胸が苦しくなった。
自己肯定感が低かった。
でもそれを表に出さないように、笑いでごまかしていた。
笑いヨガ講師なのに、一番笑えていなかったのは自分だったかもしれない。
だから16年間、あの映像から逃げ続けた。
でも昨日、初めてちゃんと見た
昨日、生徒さんと一緒に見た。
逃げられなかった。
でも不思議と、一人で見るより怖くなかった。
生徒さんたちの「今の方が若い!」という笑い声が、背中を押してくれた。
画面の中の自分を、初めてちゃんと見た。
目が泳いでいた。
顔が強ばっていた。
でも——笑っていた。あの状況で、必死に笑っていた。

家に帰って、2010年の自分と向き合った
講座を終えて家に帰った夜、
久しぶりに過去の自分と向き合った。
目を閉じた。
2010年1月の自分を、頭の中に呼んだ。
スタジオの熱いライトの下で汗をかいている自分。
顔の傷が癒えたばかりでカメラの前に立った自分。
どもりそうで怖くて、それでも笑おうとしていた自分。
今まで、その自分から目を背けていた。
でも昨日、その自分をまっすぐ見た。
情けない自分も、逃げていた自分も、全部自分だった
そのとき、気づいた。
情けない自分も自分だ。
目が泳いでいた自分も自分だ。
鬱の中で必死に笑っていた自分も、
逃げ続けていた自分も——結局、全部自分なんだ。
切り離せない。
否定もできない。
なかったことにもできない。
それどころか、そのすべてが、
今の自分を作ってきた大切な一部だった。
あの日、どん底の状態でカメラの前に立たなければ、
17年間笑いヨガを続けてこられなかった。
目が泳ぎながらも笑い続けたあの自分がいたから、今のぼくがいる。
だから16年後の自分は、2010年の自分を丸ごと抱きしめた。
「よくやった。お前も全部、俺だ。もう大丈夫だ」
すべてを受け入れて、包み込んで、初めて一つになれた気がした。

自己肯定感とは、過去の自分を丸ごと受け入れることだった
17年間、自己肯定感について話してきた。講座でも伝えてきた。
でも昨日、初めて本当の意味でわかった気がする。
自己肯定感とは、今の自分を好きになることだけじゃない。
過去の情けない自分、
逃げていた自分、目が泳いでいた自分——
そのすべてを切り捨てず、否定せず、
丸ごと「それも全部俺だ」と受け入れることだ。
受け入れて、包み込んで、初めて一つになれる。
分離していた自分が、一つになったとき、
初めて本当の意味で前に進める。そんな気がした。
生徒さんが気づかせてくれた
昨日の講座で、生徒さんたちが教えてくれた。
「目がおかしい」という一言が、
16年間逃げていた自分と向き合うきっかけをくれた。
「今の方が若い」という言葉が、自分の変化を教えてくれた。
講座をやらせていただいているようで、
実はぼくが一番学ばせていただいている。
生徒さんへの感謝しかない。
これが「善い」——そう思える一日だった。
2010年1月6日、ラフターヨガYouTubeで配信しています。
▶︎ [YouTube チャンネルはこちら]
よかったら見てください。
チャンネル登録もしていただけると嬉しいです。
※また感想を教えてください

まとめ|16年前の自分に「よくやった」と言えた日
今回お伝えしたかったことをまとめます。
- 浜松市ヒューマンセミナーで2010年のNHK生出演映像を16年ぶりに観た
- 「目がおかしい」という生徒さんの言葉が、逃げていた自分と向き合うきっかけになった
- 鬱・吃音・事故の傷を抱えながら、あの日必死に笑った自分がいた
- 情けない自分も、逃げていた自分も、結局全部自分だった
- すべてを受け入れて、包み込んで、初めて一つになれた
- 自己肯定感とは、過去の自分を丸ごと受け入れることだった
過去の自分、本当によくやった。そしてこれからも、笑い続けます。


コメント