今日は、ずっと言いたくなかった話を書く。
恥ずかしい話だ。
でも——この話なしに、70人が笑った夜は語れない。

世界126都市のプレゼン舞台に、笑いヨガで挑んだ
笑いヨガの資格を取って、まだ2か月が経った頃だった。
友人がこう言った。
「ペチャクチャナイトに出てみたら?
笑いヨガ、絶対合うと思う。」
ペチャクチャナイトとは、
世界126都市以上で開催されているプレゼンイベントだ。
※今は900以上で開催
ルールはシンプルで、
20枚のスライドを20秒ずつ、
合計6分40秒で伝える。
クリエイティブなアイデアや活動を、
誰でも気軽に発表できる場所として、
世界中で愛されている舞台だ。
「いきなり世界規模かよ……」
正直、そう思った。
でも同時に、こうも思った。
「笑いヨガを広げるきっかけになるかもしれない。」
迷いを振り切って、出ることにした。

準備は完璧のつもりだった
パワポでスライドを20枚作った。
途中に笑いヨガのエクササイズも組み込んだ。
家で何度も練習した。
タイムも測った。
流れも確認した。
「これなら大丈夫だ」と思って、当日の舞台に立った。
会場には、100名以上のお客さんがいた。
完全に、崩れた
舞台に立った瞬間——頭が真っ白になった。
ずっと下を向いていた。
笑いが売りのはずなのに、自分が笑えていなかった。
途中、「一緒に笑いましょう!」と呼びかけた。
でも——誰も笑わなかった。
突然「笑ってください」と言われても、
お客さんは戸惑うだけだった。
どもった。
ごまかそうとして、
早口になった。
6分40秒があっという間に終わった。
何も伝わらなかった。
最前列で、私を推薦してくれた友人が——下を向いていた。
その光景が、今でも目に焼きついている。

歩いて1時間、家まで帰った
終わった後、すぐに会場を出た。
悔しくて、恥ずかしくて、誰とも話せなかった。
下を向きながら、歩いた。
電車に乗る気にもなれなくて——気づいたら、
1時間かけて歩いて家に帰っていた。
「やっぱり自分には無理なのか。」
「笑いヨガを広げるなんて、おこがましかったのか。」
そんな言葉が、頭の中をぐるぐる回っていた。
でも——歩きながら、もう一つの声も聞こえていた。
「まだ終わっていない。」
2か月後、5人の仲間と挑んだ夜学塾
ペチャクチャナイトから2か月後。
第84回まちづくり夜学塾への出演が決まっていた。
「またダメだったら——また鬱になるんじゃないか。」
そんな不安を抱えながら、準備を進めた。
でも今回は、一人じゃなかった。
5人の仲間が、応援に来てくれた。
準備も一緒にやってくれた。
当日、笑いヨガのセッションでは、
仲間が前に出て一緒に笑ってくれた。
その瞬間、体の力が抜けた。
リラックスできた。
自然に笑えた。
笑いが、会場に広がった。
70人が笑った。

失敗があったから、届いた
今、改めて思う。
ペチャクチャナイトの
「誰も笑わなかった夜」がなければ——
夜学塾の「70人が笑った夜」は、あんなに嬉しくなかったと思う。
失敗は、消えない。
でも——失敗は、肥やしになる。
あの夜1時間歩いた道が、今の私をつくっている。
仲間がいると、人は強くなれる。
一人で抱えなくていい。
助けてもらっていい。
一緒に笑ってもらっていい。
57歳になって、やっとそれがわかった。
あなたへのメッセージ
もしあなたが今、こんなふうに感じているなら——
「失敗して、もう立ち直れない」
「恥をかいて、もう挑戦できない」
大丈夫。
誰も笑わなかった日があったから、70人が笑った日が来た。
失敗の数だけ、届く言葉が増える。
恥の数だけ、人の痛みがわかるようになる。
あなたの失敗は、無駄じゃない。
必ず、次の舞台への道になっている。



コメント
次回の舞台に移行して輝ける事を願います。今でもイケてますよ!今日のお話もありがとうございました✨
GOLDさん、コメントありがとうございます。お互いまだまだ舞台を駆け上がりましょう!