3,300万分の1の確率——ストレングスファインダーが教えてくれた「唯一無二の自分」と第二の人生

人生再起・生き方

3,300万分の1という数字と向き合った日

数字を見た瞬間、しばらく動けなかった。

画面を見つめたまま、何も言葉が出てこなかった。

「これは本当にぼくのことなのか」と、何度も結果を読み返した。

ストレングスファインダーという自己分析ツールをご存じだろうか。

※前回のブログに書かせていただきました。

米国ギャラップ社が開発した、

人の「強みの資質」を34の項目から診断するツールだ。

世界で2,500万人以上が受検している。

質問に答えていくだけなのに、

答え終わったとき、なぜか胸の奥がざわざわしていた。

まるで、ずっと隠れていた自分の核心を、

静かに指差されたような感覚だった。

ぼくのトップ5の結果はこうだった。

1位:ポジティブ 2位:最上志向 3位:成長促進 4位:共感性 5位:自我

この5つが、この順番で並ぶ確率——約3,300万分の1

日本の総人口は約1億2千万人。

単純計算すれば、日本全体でも

ぼくと全く同じ強みのバランスを持つ人は3〜4人しかいない。

地球規模で見ても、出会える可能性はほぼない。

「唯一無二」という言葉を、ぼくは今まで軽く使ってきた。

でもこの数字を前にしたとき、

初めてその言葉が自分のこととして、骨の髄まで染み込んできた。

5つの資質が示す「ぼくにしかできないこと」

ポジティブという資質は、単に「明るい」という意味ではない。

周囲の人のエネルギーを引き上げ、場の空気そのものを変える力だ。

笑いヨガの場で何度も体験してきた。

最初は硬い表情で来た方が、30分後には別人のように笑っている。

声が出る。

体が動く。

目が輝く。

あれはテクニックではない。

ぼくの「ポジティブ」が場に伝染した瞬間だと、

今なら確信を持って言える。

最上志向は、「普通をよくする」ではなく

「良いものを卓越させる」資質だ。

平均的な状態に満足せず、

すでに光っているものをさらに磨こうとする衝動がある。

受講生のリーダー養成でも、

その人の「すでにある強み」を見つけて伸ばすことに、

自然と意識が向いていた。弱点を直すより、

光っているところをもっと光らせたい——それがぼくの本能だった。

成長促進は、人が成長する瞬間に喜びを感じる資質だ。

自分が褒められることより、

目の前の人が「できた」

「わかった」

「変わった」

と感じる瞬間に、ぼくは最もエネルギーが湧く。

その人の目が変わる瞬間。

声のトーンが変わる瞬間。

17年間、そういう瞬間のためにやってきたのだと気づいた。

共感性は、相手の感情を言葉より先に察知する資質だ。

「なんとなくこの人は今しんどい」

「この場は少し重い」

という感覚が、説明なしに入ってくる。

それを「気にしすぎ」だと思っていた時期もあった。

でもこれは欠点ではなく、人の痛みに寄り添える力だった。

コーチングやカウンセリングで最も大切な「聴く力」の根っこが、ここにある。

自我は、影響を与えたい・意味のある存在でありたいという資質だ。

人に認められたいという意味ではない。

「自分の存在が、誰かの人生に少しでも光を灯せているか」——

その問いに、いつも突き動かされてきた。

天竜川沿いのゴミ拾いを1,530日以上続けてこられたのも、

この資質が静かに支えていたのだと思う。

メンターの言葉と、数字が重なった日

以前からメンターに言われていた言葉がある。

「山下さんは、指導者・教師・講師・カウンセラー・コーチとしての資質がある」

正直なところ、当時のぼくはピンとこなかった。

自分では「笑いヨガの人」という認識しかなかった。

コーチングもカウンセリングも、どこか遠い世界の話のように聞こえていた。

謙遜ではなく、本当に自分のこととして受け取れなかったのだ。

しかしストレングスファインダーの結果を見て、

メンターの言葉が数字で裏付けられた。

資質というものは、自分では気づきにくい。

水の中にいる魚が「水」を意識しないように、

自分の強みはあまりに自然すぎて見えなくなる。

だからこそ、外から見える人に言ってもらうことと、

データで確認することの両方が必要なのだと、深く実感した。

「ぼくと全く同じ強みのバランスを持つ人に出会える確率は、天文学的に低い」

その事実が、長い間ぼくの中で眠っていた何かを、静かに揺り起こした。

57歳、ぼくのセンターピンが決まった

ぼくのセンターピンは、**「目の前の人を明るく、前向きにさせること」**だ。

笑いヨガ講師として17年間やってきたことも、

毎朝の神社参拝も、天竜川沿いでのゴミ拾いも、

このブログを書き続けることも——すべてこのセンターピンから出発していた。

ばらばらに見えていたことが、一本の線でつながった。

霧が晴れるような感覚だった。

3,300万分の1の確率でこの強みを持って生まれてきた。

その確率に恥じない生き方をしたい。

そして、ぼくと関わったすべての人が「会えてよかった」と思える存在になりたい。

57歳。

遅くはない。

むしろ、この年齢だからこそ語れることがある。

この年齢だからこそ、届けられる言葉がある。

それがぼくの、これからの一歩だ。

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