13歳のとき、ぼくは限界まで追い詰められていた。
腎炎。入院。骨折。イジメ。
そして見知らぬ人に殴られた。何度も死のうと思った。
今思うと、死んでもおかしくなかった。
でも今、ここに生きている。
57歳になって、笑いヨガ講師として、毎日誰かと笑っている。
あの頃の不幸が、今の自分を作ってくれた——
そう思えるようになるまでに、長い時間がかかった。
血尿が出ても、走り続けた中学1年生
中学1年生のとき、陸上部に引き抜きで入った。
足が速かった。
それだけが自信だった。
責任感もあった。
だから体がだるくても、走り続けた。
でもある日、トイレに入ったら便器の周りが血だらけだった。
血尿が出ていた。体は常にだるかった。
それでも「責任がある」と走り続けた。
限界だった。
そしてある日、浜松市医療センターに入院することになった。
腎炎だった。入院期間は1ヶ月。
退院後も、1年半は運動禁止
退院してからも、1年半は運動ができなかった。
陸上部のマネージャーとして在籍したが、
炎天下に立っているだけでフラフラした。
途中で椅子に座ると「マネージャーだから座れていいな」と何度も言われた。
走れない。動けない。
足が速いことだけが自信だったのに、その自信が消えていった。

骨折、イジメ、そして見知らぬ人に殴られた日
中学2年になった頃、もう陸上部を辞めてもいいかな、と思い始めた。
ある日、一人で鉄棒にぶら下がっていたら、
野球部の同級生が3人来た。
話しているうちに、なぜかカッコつけたくなった。
大車輪の真似をした。
手が離れた。
そのまま落ちて、右手首が折れた。全治3ヶ月。
勉強もできない。集中もできない。
足が速いという最後の取り柄も消えた。
パシリにされた。イジメにもあった。
何度も死のうと思った。
一人で占いに行って、帰りに殴られた
「なんでこんなに不幸なんだ」
誰にも言えなかった。
一人で高島占いに行った。
右手首包帯を巻いたままだった。
「親と一緒に来なさい」と断られた。
帰り道、デパートのトイレに入ったら、
チンピラのような人が来た。「俺の財布を見なかったか」と言ってきた。
「知らない」と言い返したら、
左の頬にパンチを食らった。メガネが吹っ飛んだ。
ここまで不幸か——と思った。
その後、腎炎で体調が悪い中、
1時間かけて自転車でお墓参りに行った。
お墓の前で手を合わせて、「助けてください。お願いいたします」と言った。
13歳、14歳。今思うと、死んでもおかしくなかった。でも、死ななかった。
いや、死ねなかった。
だから、何かにすがるしかなった。

「なぜ不幸なんだ」に、答えはなかった
あの頃、ずっと考えていた。
なぜこんなに不幸なんだろう。
どうしてぼくだけこんな目に遭うんだろう。
でも今わかる。「なぜ」「どうして」に答えはない。
考え続けても、過去は変わらない。
腎炎も、骨折も、殴られたあの日も、消えない。
そして気づいたことがある。
過去が不幸だったから、今も不幸だ——
という紐付けをしている限り、そこから永遠に抜け出せない。
過去の出来事と今の自分を紐付けると、過去が今を縛り続ける。
「なぜ」ではなく「だから」に変える
「なぜ不幸なんだ」ではなく——
「過去が不幸だった。だからわたしは幸せになる」
この一言に変えたとき、何かが変わった。
過去は変えられない。
でも過去の「意味」は、自分で決められる。
不幸な過去を「だから今も不幸だ」という証拠にするのか、
「だから幸せになる」という出発点にするのか。
それを決めるのは、今の自分だけだ。

幸せを受け取る許可を、自分にする
もう一つ、大切なことに気づいた。
幸せは、誰かがくれるものじゃない。
待っていても来ない。
自分で「幸せを受け取っていい」と許可しない限り、
幸せはそこにあっても受け取れない。
「幸せを受け取る許可を、自分にする」
これは誰もやってくれない。
自分でやるだけだ。
今、幸せなら、過去も笑って話せる
今、幸せだと感じていると、
あの頃のことが不思議と変わって見える。
腎炎で入院した1ヶ月。
炎天下でフラフラしながら立っていたマネージャーの日々。
骨折して勉強もできなかった時間。
殴られてメガネが吹っ飛んだあの日。
体調が悪い中、1時間自転車を漕いでお墓参りに行ったあの日。
「そんなこともあったな」と笑って話せる。
今が幸せだから、過去も輝いて見える。
すべてがあったから、今のぼくがいる。
いま、いま、いまの中に全てがある。
ヘラヘラ、ニコニコ、幸せでいこう。

まとめ|13歳の不幸が、今の幸せを作ってくれた
今回お伝えしたかったことをまとめます。
- 腎炎で1ヶ月入院、1年半運動禁止、骨折、イジメ、暴力——何度も死を考えた13歳だった
- 体調が悪い中、1時間自転車でお墓参りに行き「助けてください」と手を合わせた
- 「なぜ不幸なんだ」に答えはない
- 過去の不幸と今を紐付けている限り、そこから抜け出せない
- 「過去が不幸だった。だからわたしは幸せになる」に変える
- 幸せを受け取る許可を、自分にする
- 今が幸せなら、過去のことも笑って話せる
- いま、いま、いまの中に全てがある
ヘラヘラ、ニコニコ、幸せでいこう。


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