三代76年間黒字経営の会長が教えてくれた「占いより大切なこと」|信じる力と感謝の生き方【実話】

人生再起・生き方

三代76年間黒字経営の会長が教えてくれた「占いより大切なこと」——信じる力と感謝の生き方

半年に一度、4人で集まって飲む会がある。

美味しいお酒と、飾らない本音の話。

私がとても楽しみにしている時間だ。

その席で先日、80歳のHさんが言った言葉が、ずっと心に残っている。

「わたしは占いをやってもらったことがない。

そもそも必要がない。なぜなら自分を信じて、

未来を信じて、全てに感謝すればいいだけだから。

そしてその通りの未来になっているから」

少し酔った席での言葉だったが、インパクトは大きかった。

父から息子へ——三代76年、赤字を知らない会社の話

Hさんのお父様が創業したお菓子機械の商社がある。

Hさんはその会社を二代目として引き継ぎ、

会長職まで務め上げた。

そして今は、息子さんが三代目社長として経営を続けている。

創業以来76年間、一度も赤字を出していない。

リーマンショックも、東日本大震災も、コロナ禍でさえも増収増益を続けた。

父が種を蒔き、Hさんが育て、息子さんが次の世代へつないでいく。

三代にわたって、赤字を知らない。

「秘訣は何ですか?」と聞きたくなる。

でもHさんの答えはシンプルだった。

自分を信じる。

未来を信じる。

全てに感謝する。それだけだ、と言う。

倫理法人会に「信成万事」という言葉がある。

信ずれば成る——この単純な考え方が、三代76年という歳月の中で証明されていた。

「信じる」とはどういうことか——3つの視点から考える

Hさんの言葉を聞いて、私なりに整理してみた。

① お金も国家も「信じる」から存在する

1万円札は、ただの紙だ。

でも全員が「価値がある」と信じているから機能する。

国も会社も、みんなが「ある」と信じているから成り立つ。

歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリは『サピエンス全史』で、

人類が繁栄した理由は「目に見えないものを信じて協力する能力」だと指摘している。

人間はもともと、「信じる力」で文明を作ってきた動物なのだ。

② 同じ現実でも、見方で世界が変わる

同じ雨でも、遠足の子どもには「最悪の日」、

農家には「恵みの雨」になる。

出来事は一つ。

でもそれをどう解釈するかで、生きている世界が変わる。

「未来を信じる」とは、同じ現実に「可能性」という解釈をかぶせることだ。

③ 信じた通りに行動するから、信じた通りになる

心理学では「自己成就的予言」と呼ばれる現象がある。

「自分はできる」と信じる人は、無意識にチャレンジし続ける。

「どうせ無理」と信じる人は、無意識に諦める。

信じた通りに行動するから、信じた通りの現実になる。

Hさん親子三代の76年は、その生きた証明だと思った。

感謝とは「あるものを見る力」——Hさんが最後に言ったこと

Hさんは「全てに感謝」とも言った。

感謝について、こんな話がある。

あるお婆さんが毎朝、「今日も目が覚めた。ありがとう」と言っていた。

足が痛くても、雨が降っていても、

変わらず言い続けた。亡くなる前日の夜も、

「今日も一日、ありがとうございました」と言って眠りについたという。

感謝は、特別なことへの反応ではない。

「すでにあるもの」を見る力だ。

ないものを見れば不安になる。

あるものを見れば満たされる。

Hさんのお父様が創業したとき、きっと大きな資本も、

広い人脈も、なかったはずだ。

それでも「あるもの」を信じて前に進んだから、76年が積み重なったのではないか。

笑いヨガを17年続けてきて、同じことを感じる。

笑いも感謝も、「理由がなくてもできる」ものだ。

条件が揃ってから笑うのではなく、笑うから条件が整っていく。

感謝できることが増えてから感謝するのではなく、

感謝するから気づける出来事が増えていく。

三代にわたって受け継がれてきたのは、

会社の規模や売上だけではない。

「信じる」と「感謝する」という姿勢そのものが、バトンとして渡されてきたのだと思う。

何を選択し、何を信じるか——気づいた日がスタート

Hさんの言葉を聞いてから、自分に問い続けている。

「私は今、どれくらい自分を信じているか?」

占いを否定したいわけではない。

ただHさんが言いたかったのは

「外側に答えを求めなくていい」ということだと思う。

自分の中に、すでに答えがある。

自分を信じ、未来を信じ、今に感謝する。それだけで、人生は動いていく。

鬱のどん底にいた頃の私には、

とても信じられなかった言葉だ。

でも今は、少しわかる。

ゴミ拾い1530日以上。毎朝の氏神参り。

笑いヨガ17年。続けてきた先に見えてきた景色は、

「信じてきたこと」の積み重ねだった。

Hさんのお父様が蒔いた種が、76年後も花を咲かせている。

私たちが今日信じたことも、きっと誰かの未来につながっていく。

あなたは今、何を信じていますか?

気づいた日が、スタートだ。

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