成功者は見抜いている?ギバー・テイカー・マッチャーの正体と賢い付き合い方

人生の気づき / マインドセット

成功者は「この人、ギバーか、テイカーか」を見ている

先日、ある成功者の方とお話をする機会がありました。

その中で聞いた話が、とても印象に残っています。

経営者や起業家、各分野のトップランナーといった、

いわゆる「成功者」と呼ばれる人たちほど、

初対面や仕事のあらゆる局面で

「この人はどのタイプか」を非常にシビアに観察しているというのです。

なぜなら、組む相手を間違えると、

自分の時間や資産、エネルギーをすべて奪い取られてしまうから。

この人間関係のタイプ分類は、

組織心理学者アダム・グラント氏の名著『GIVE & TAKE』で提唱されたもので、

人は大きく「ギバー」「テイカー」「マッチャー」の3つに分けられます。

3つのタイプ、あなたはどれ?

テイカー:「自分が一番得をしたい」人。

もらうことばかり考え、上には媚び、下には横柄。

関わると搾取されるため、成功者は距離を置きます。

マッチャー:「損も得もしない」人。

やってもらったら返す、ギブ&テイクの取引型。

世の中の6〜7割がこのタイプで、普通のビジネス相手です。

ギバー:「相手の利益を最優先する」人。

見返りを求めず、知識や人脈を惜しみなくシェアします。

一番成功するのも、一番破滅するのも「ギバー」

ここが、この理論の最も面白く、そして残酷なところです。

データによると、最も成果が出ずに人生の底辺に落ちてしまう人もギバー。

しかし同時に、最も圧倒的な成果を出すトップ層もギバーなのです。

ギバーには、明確な2種類があります。

自己犠牲型ギバーは、自分の時間や体力を削ってまで誰にでも与えてしまうタイプ。

テイカーの格好の餌食になり、都合よく利用されて疲れ果ててしまいます。

他者志向型ギバーは、相手の利益も考えますが、

同時に自分の利益や境界線もしっかり持っているタイプ。

相手がテイカーだと分かると、与えるのをスパッとやめたり、

マッチャーに切り替えたりします。

正直に告白すると、僕は長らく前者でした。

笑いヨガを立ち上げたばかりの頃は、頼まれごとを断れず、

無償で何度も出張していました。

「喜んでもらえるなら」と思っていましたが、

今振り返ると、それは相手のためというより、

断ることへの恐れだったのかもしれません。

体もお金も削られ、正直しんどい時期もありました。

17年間、1500回以上のセッションを重ねる中で、

少しずつ考え方が変わりました。

相手を大切にすることと、自分を大切にすることは、両立できる。

それに気づいてからは、活動そのものが、

ずっと健やかで長続きするものになったと感じています。

巧妙に化けた「隠れテイカー」の見抜き方

一見、愛想がよく親切な「隠れテイカー」は、

本性を見破るのが難しいものです。

しかし、次の3つの場面でボロが出ます。

①「利害関係のない人」への態度
飲食店の店員さん、タクシーの運転手さん、部下や後輩。

あなたにはペコペコしていても、こうした人たちへの態度が横柄、

または無関心なら要注意です。

②「小さなNO」への反応
急な誘いやちょっとした頼み事を、あえて断ってみましょう。

普通の人なら「そっか、また今度ね」で終わりますが、

テイカーは露骨に不機嫌になったり、罪悪感を植え付けようとしてきます。

③ 会話の「主語」
「俺が」「私が」という主語が異常に多い。

誰かの手柄を自分の功績のように話す。

成功は自分の実力、失敗は環境や他人のせいにする——

こうした傾向があれば、隠れテイカーのサインです。

テイカーに搾取されないための3つの対策

もし身近に「テイカーかもしれない」と感じる人がいたら、

自分が「自己犠牲型ギバー」にならないために、次を意識してみてください。

①「寛大さ」に条件をつける
最初は誰にでも親切でスタートして構いません。

ただし、相手がテイカーだと分かった瞬間に、

対応を「マッチャー」に切り替えましょう。

明確なルールを引くことで、相手は自然と離れていきます。

② 第三者の目を持つ
優しすぎる人ほど「私がもっと頑張れば」と自分を正当化しがちです。

信頼できる友人に「客観的に見てこの関係、どう思う?」と相談してみましょう。

③「NO」を言う練習をする
頼まれごとにすぐ「いいですよ」と言ってしまう癖があるなら、一呼吸置くこと。

断るときは理由を長々と説明せず、

シンプルに伝えるのがコツです。

僕自身、これができるようになったのは、

恥ずかしながらここ数年のことです。

目指すべきは「賢いギバー」

成功者が目指すのは、ただの「いい人」ではなく、

「自分の身は自分で守れる、強くて賢いギバー」です。

まずは相手をよく観察すること。

そしてテイカーには、毅然とした態度で境界線を引くこと。

僕は笑いヨガの現場で、本当にたくさんの方と出会ってきました。

だからこそ実感します。

優しさは、ただ与えるだけでは続きません。

自分の境界線を持ちながら与えられる人こそ、

長く誰かの力になれるのだと思います。

これを意識するだけで、あなたの周りには自然と誠実な人だけが残り、

エネルギーが奪われなくなっていくはずです。

あなたはどのタイプに近いと感じますか?

周りに思い当たる人はいるでしょうか。

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