瞑想を始めて9日目に、8歳の自分が出てきた。
セリーマインドプラクティスをやっている最中のことだった。
砂を握りしめて、「ちくしょー」と叫んでいるあの子。
39年間、ずっとそこにいたのかもしれない。
4月、急に瞑想を始めた

きっかけは特にない。
4月に入って、急にやりたくなった。
その前からずっと気になっていた。
ただそれだけだ。
毎朝、窓を開ける。
少し寒い空気が入ってくる。
前日に用意してあった2つの瞑想動画を再生する。
目を閉じて、リラックスする。
ソウルシンク瞑想とセリーマインドプラクティス。
ソウルシンク瞑想は、深いリラックス状態に導いてくれる瞑想だ。
そしてセリーマインドプラクティスは、
無意識の思い込みを書き換えることを目的としている。
この2つをセットでやることで、
より深い効果があるという。
所要時間は合わせて約20分。
難しいことは何もない。
ただ目を閉じて、音声に従うだけだ。
9日目、セリーマインド中に何かが動いた

1日目、2日目。特に何も起きなかった。
ただ気持ちが少し落ち着く。
朝の空気が気持ちいい。それだけだった。
でも9日目、セリーマインドプラクティスをやっている最中に、突然それが来た。
8歳の自分が、出てきた。
お祭りの相撲大会。
1回戦、2回戦と勝ち続けた。
でも3回戦で
「このまま勝ったら相手に悪い」と思い、わざと負けた。
投げられた瞬間、砂を握りしめて叫んだ。「ちくしょー!」
その叫びは、相手へではなかった。
わざと負けた自分への、「ちくしょー」だった。
その場面が、瞑想の中でありありと浮かんできた。
その後、インナーチャイルド瞑想をやった

セリーマインドが終わった後、
そのまま一人でインナーチャイルド瞑想をやってみた。
さっき出てきた8歳の自分と、向き合うために。
砂を握りしめて、悔しそうにしている8歳の自分。
私はその子の隣に近づいた。
そして笑顔でこう言った。
「大丈夫。負けてない。これから勝ち続けるからね。一緒に行こう」
泣けた。
39年間、ずっとそう言ってほしかったのかもしれない。
インナーチャイルドを癒すとは、過去を消すことじゃない。
あの日の自分を、今の自分が迎えに行くことだ。
瞑想の中で、それを体で感じた。
心が軽くなった。気づいたことがある

瞑想から目を開けたとき、不思議と心が軽くなっていた。
そして一つのことに気づいた。
やさしさは大切だ。
でも、やさしさだけでは自分を守れない。
強さも必要だ。
あの相撲でわざと負けたのは、
やさしさじゃなかった。相手を気遣っているふりをした、
自分への妥協だった。
負けていいは、自分に失礼だった。
この気づきは、相撲の話だけじゃない。
39年間の生き方そのものへの気づきだった。
遠慮する、おどおどする、
「私はこういう人間だから」とラベルを貼って諦める。
その全部が、あの瞬間につながっていた。
瞑想13日目、まだ始まったばかり

瞑想を始めてまだ13日。
すぐに人生が変わるわけじゃない。
翌日もまた、弱い自分が出てくる。
遠慮する。おどおどする。それが人間だ。
でも、気づいていることと気づいていないことは、全然違う。
毎朝、窓を開けて、2つの瞑想をする。
たった20分。
でもその20分が、39年間動かなかった何かを、
少しずつ動かし始めている。
妥協しない。
これからの自分への、静かな誓いだ。
57歳から始めた瞑想が、どこへ連れて行ってくれるのか。
まだわからない。でも、続けていく。
あなたも、今日の20分から始められる。

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