夜明け前になると、歯がカタカタと鳴る。
震えが止まらない。
また一日が始まる。
布団の中で目を開けたまま、天井を見つめていました。
外はまだ暗い。
でも心はもっと暗かった。
この記事は、私が鬱のどん底で考えていたことを、
包み隠さず書きます。
美化しません。前向きな話もしません。
ただ——同じ場所にいる誰かに、
「あなただけじゃない」と伝えたくて書きます。
夜明け前の震えと、止まらない後悔

鬱がひどかった頃、夜明け前が一番つらかった。
決まって歯がカタカタと鳴り始める。
体が震える。眠れているのか眠れていないのかもわからない、
その境目で、後悔が始まる。
仕事をコツコツ続ければよかった。
あの判断さえしなければ。
あの言葉さえ言わなければ。
反芻思考——同じ後悔を何度も何度も繰り返す。
止めようとすればするほど、止まらない。
頭の中でぐるぐると回り続ける。
そしてやがて、もっと遠い過去まで遡っていく。
崩れた夢と、奪われた未来
夢がありました。
陸上が好きでした。
走ることが、生きることでした。
陸上部に入って、日体大に進んで、体育の先生になる。
安定した公務員の道で、
女手一つで育ててくれた母親を安心させる。
そんな未来が、はっきりと見えていました。
でも——13歳の時、腎臓を悪くしました。
1年半、走れなくなりました。
入院中、窓から見える空を眺めながら、
ただ時間が過ぎていくのを待っていました。
同じ年の子たちが走っている。
練習している。
試合に出ている。
自分だけが取り残されている。
夢が、崩れた瞬間でした。
鬱のどん底で、あの日の悔しさが何度も蘇ってきました。
あの時、腎臓さえ悪くならなければ。
走り続けられたなら。全部違っていたのに。
父への怒りと、消えない傷

もっと遡ると——7歳の時の記憶がありました。
父が、家族を捨てて蒸発しました。
母親が、女手一つで姉と私を育ててくれました。
子どもの頃は、父への怒りを口にしていました。
あいつのせいだ。
あいつが悪い。
あいつがいなくなったから、こうなった。
でも鬱のどん底では、その怒りが自分に向かっていました。
父親がちゃんといてくれたら。
ちゃんと育ててくれたら。
こんな腐った人生にはならなかった。
でも——結局、こうなったのは自分のせいだ。
怒りと悲しみと自己嫌悪が、
どん底でさらに大きく膨らんでいきました。
どん底の底で、考えていたこと
夜明け前の震えの中で、
頭の中はこんな言葉で埋め尽くされていました。
何をやってもダメだ。
周りの人が羨ましい。
みんな普通に生きているのに。
なぜ自分だけこうなんだ。
失敗だった。
全部、失敗だった。
前世で何か悪いことをしたのかもしれない。
悔しい。
苦しい。
そして——こう思いました。
死んでもいい。
生きている意味がない。
価値もない。
今、これを読んでいるあなたに、正直に言います。
私は本当にそう思っていました。
嘘じゃありません。
夜明け前に歯がカタカタと鳴りながら、
震えながら、布団の中でそう思っていました。
誰にも言えませんでした。
言える場所がありませんでした。
「弱い人間だと思われたくない」
そんなプライドが、さらに自分を孤独にしていました。
一人で抱え込んでいたあの頃の私へ
今、当時の自分に声をかけるとしたら——
こう言います。
「一人で抱え込まなくていい」
でもあの頃の私には、その言葉が届かなかったと思います。
誰の言葉も、どん底では聞こえなかった。
ただ——一つだけ言えることがあります。
どん底は、永遠には続きませんでした。
あの夜明け前の震えの中にいた私が、
今ここにいます。
57歳で、笑いヨガ講師として17年間、
人前で声を届け続けています。
どん底は、終わりじゃありませんでした。
どうやって立ち直ったのか。
何が変わったのか。
今日はただ——一つだけ伝えたかった。
苦しいのは、あなただけじゃない。
私も同じ場所にいました。
まとめ|同じ場所にいるあなたへ
夜明け前の震え。
崩れた夢。
父への怒り。
死を考えた夜明け。
全部、本当のことです。
美化しません。
今日この記事で伝えたかったのは、ただ一つです。
あなたが今感じている苦しさは、本物です。
弱さじゃありません。
そしてその苦しさの中にいる
今のあなたに、私は言いたい。
どん底は、終わりじゃない。
私がここにいる。それが証拠です。


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