毎週木曜日、私は浜松市東倫理法人会のモーニングセミナーに参加しています。
朝5時半に家を出て、まだ静かな街を走り、グランドホテルに到着。
澄んだ朝の空気を胸いっぱいに吸い込むと、
「今日も一日が始まる」という清々しい気持ちになります。
会場では6時前から準備が整い、セミナーが始まります。
最初に倫理法人会の歌を歌い、その後に行われるのが「輪読」です。
名前を呼ばれたら、まずは大きな声で「はい」と返事をする。
“即行・素直”を大切にし、「はいと言ったら読む」のが実践の基本です。
この素直な一声が、心の姿勢を整えてくれます。
今日はP77【11】「物はこれを生かす人に集まる」というテーマでした。
そこで紹介されたのが、二宮尊徳(金次郎)の有名な教えです。
”二宮尊徳先生は、弟子に示したたらいの水の例話のように、
欲心を起こして水を自分の方にかきよせると、向こうににげる。
人のためにと向こうにおしやれば、わが方にかえる。
金銭も、物質も、人の幸福の亦同じことである”
この「たらいの水の原理」は、とてもわかりやすい真理を教えてくれます。
水を自分の方へ必死にかき寄せると、反対側へ逃げていってしまう。
けれど、向こうへ押してあげると、水は自然に自分の方へ戻ってくる。
お金も、物も、人とのご縁も同じ。自分の利益だけを求めて動くと、不思議と離れていく。
けれど、「相手のために」「人の役に立ちたい」という心で動くと、
結果として自分に返ってくる。これは精神論ではなく、
長い歴史の中で実証されてきた人生の法則なのだと思います。
輪読でこの一節を読むたびに、胸に突き刺さる感覚があります。
自分は最近どうだっただろうか。与える前に、求めてばかりいなかっただろうか。
そんな問いが自然と湧いてきます。
モーニングセミナーは、知識を増やす場というより、
心の向きを整える時間です。朝早く起きるのは決して楽ではありません。
しかし、静かな朝に志を同じくする仲間と学び、
素直な「はい」を重ねるうちに、自分の心が少しずつ磨かれていくのを感じます。
早起きは、時間だけでなく、心の余裕と気づきを与えてくれます。
そして「人のために」という一歩が、巡り巡って自分を豊かにする。
木曜日の朝は、私にとって人生の原点を思い出させてくれる大切な時間です。
あなたは今日、誰のために水を押しますか?



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